2017年03月22日
お葬式に役立つ香典の基本的マナー
香典とは、故人に対する供養の気持ちを表わすものであり、主に現金を香典袋(不祝儀用ののし袋)に入れて線香や花の代わりとして通夜やお葬式の際に持参します。そこでここでは、急な場面でも慌てないように、包む金額の目安や使用するのし袋の基本的マナーに関してご案内いたします。まずは、包む金額の目安ですが、故人が親戚関係にある場合は、10000円以上、親族以外の場合は香典は5000円ほど包むのが一般的とされています。
親兄弟など近い人物の場合はより多く包む傾向があるようです。一方で、多くは出せないが、少しでも力になればという気持ちで少額を渡すことは避けたほうが良いです。通夜料理とお返しで赤字になり、遺族にとっては負担となってしまいます。自分の年齢や地域や付き合いの程度によって臨機応変に対応できると良いでしょう。もし、分からない場合は身近な人に相談してみると良いかもしれません。次に包み方ですが、無地の袋は基本的にはどの宗教でも使えるので、神式の葬儀の他、相手の宗教が分からない時にも使うことが可能です。
蓮の花が描かれていると仏式以外では不適当となるので気を付けましょう。ユリの花や十字架が描かれたのし袋がキリスト教式となります。また、包む金額が高額になるほど、のし袋もそれにあわせた高級感のあるものを使用するようにしましょう。基本的には一万円以上の場合は実物の水引きがかかっているものを選ぶと良いでしょう。