2017年03月16日
葬式では参列者に対してお礼を述べる場がある
お葬式の中では、あいさつを行う場が何度かあります。通夜の時も告別式の時もそうですが、喪主が最後に参列者に御礼を述べる場があります。目的としては、通夜挨拶と同様に、多忙な中で、弔問にかけつけてくれた会葬者の方に、故人に代わりお礼を述べることになります。告別式の最後にあいさつすることなりますので最も悲しみが深い時でもあります。あまりうまく挨拶しようと気を張るよりも故人が生前お世話になった事に対しての心からありがとうございましたと言う気持ちを述べるというスタイルが大切です。
日頃あまり使わない言葉ということもありますので、紙に書いて読まれる方も多いです。その際に、マナーとしては不幸を繰り返さないという思いから、「重ねて」「返す返す」といった言葉はなるべく避けるべきであるといった考えもあります。ただ、あまりに形式にのっとって言おうとすることよりも、会葬してくださった方へ感謝の気持を心から述べることの方が先決ですので、あまり神経質にならない様にしましょう。使ったからといって避難されるようなものではありません。
そして式が全て滞りなくスムーズに終えられたら、その翌日からは、挨拶回りをする必要もあります。弔辞をいただいた方をはじめ、手伝ってくれた方、近所の方、職場の方など、式をするにあたりお世話になった方へのあいさつはとても大切です。感謝の気持ちを伝えましょう。直接できない場合には、お礼状でも構わないでしょう。