葬式の流れに関してはよく知っておく必要がある
身内が亡くなった時には葬式を挙げなければならないのでとても大変ですが、殆どのご家庭は葬儀会社に依頼をすることになるのでそれほど心配をする必要はないです。ただある程度の流れを知っておく必要はあり、どの場面でどのようなことをしなければならないのかよく理解することが大切です。どこかの檀家に入っている場合にはお坊さんはご家庭の方で呼ばなければならないのでその点に注意しなければなりませんし、どの辺りで登場してもらえば良いか控室はどうするか等葬儀会社と綿密に相談をする必要があります。
誰のための儀式かということを理解しましょう
人は必ず亡くなります。そして、その死をいかに受け止め、送り出すかということはとても大切なことです。故人のご家族やご親族にとって、お葬式やお通夜、告別式といった催しは避けては通れない行事として重要な一日になるでしょう。ただ亡くなった後の処理ということではなく、遺族側の方々にとってもターニングポイントになる日になるかもしれません。式に参列される故人の友人知人、職場の上司や学生時代の恩師の方々も、そのことをよく理解しておく必要があります。
葬式の参列者としての心構えの話
友人や知人、会社関係者の数が多いと葬式に出席する機会も自然と増えます。知人などのあまり親しくない間柄の場合、葬式に参列者として参加するのをためらう方も少なくないでしょう。出席する際に大事なのは、関係が深いから出席するということだけではなく、出席したいと思う気持ちです。本来なら故人に別れを報告し、故人をきちんと見送りたいという気持ちがあって参列するのが普通ですが、会社関係者など、直接故人との付き合いがなくても、葬式に参加せざる負えない状況というのがあります。
お葬式に役立つ香典の基本的マナー
香典とは、故人に対する供養の気持ちを表わすものであり、主に現金を香典袋(不祝儀用ののし袋)に入れて線香や花の代わりとして通夜やお葬式の際に持参します。そこでここでは、急な場面でも慌てないように、包む金額の目安や使用するのし袋の基本的マナーに関してご案内いたします。まずは、包む金額の目安ですが、故人が親戚関係にある場合は、10000円以上、親族以外の場合は香典は5000円ほど包むのが一般的とされています。
葬式では参列者に対してお礼を述べる場がある
お葬式の中では、あいさつを行う場が何度かあります。通夜の時も告別式の時もそうですが、喪主が最後に参列者に御礼を述べる場があります。目的としては、通夜挨拶と同様に、多忙な中で、弔問にかけつけてくれた会葬者の方に、故人に代わりお礼を述べることになります。告別式の最後にあいさつすることなりますので最も悲しみが深い時でもあります。あまりうまく挨拶しようと気を張るよりも故人が生前お世話になった事に対しての心からありがとうございましたと言う気持ちを述べるというスタイルが大切です。
この業界では常識的な時刻を外せない
故人とお別れしなければならない最期の葬式という儀式を行うには、それなりの時間というものがあります。この葬式は告別式とその前の日のお通夜の2つを合わせて指します。このうちお通夜を行う場合は、夕刻から夜間帯が基本となります。時刻としては18時から19時くらいが儀式を行う相場となります。これよりも早く昼間のうちから行おうと希望をしても葬儀社のほうから拒否される場合が大概となります。また親族関係者の場合は儀式を行いさえすればそれで終わりではなく、そのあとも会食や翌日の予定などもありますから葬儀会場から戻れるのは少なくても20時から21時以降となります。